対処方法は簡単でXWin起動時に"-listen tcp"オプションを付けてあげればよいだけです。cygwinバージョンアップ前にはオプション指定なしで接続できていたため、デフォルトの設定が変わったのだと思われます。
cygwin環境:
uname -aで表示されるcygwinバージョン情報です。% uname -a CYGWIN_NT-6.1 xxx 2.2.1(0.289/5/3) 2015-08-20 11:42 x86_64 Cygwin
問題発生時の症状:
クライアント側で起動したxtermをサーバー側で表示しようとすると、以下のようなエラーになっていました。% xterm xterm Xt error: Can't open display: xxx:0.0
解決方法:
XWin.exeの起動パラメタに"-listen tcp"を追加します。Cygwin-Xのアイコン(ショートカット)のプロパティを開き、「リンク先」を以下のように変更してください。- (デフォルト)
- C:\cygwin64\bin\run.exe --quote /usr/bin/bash.exe -l -c "cd; /usr/bin/startxwin"
- (修正後)
- C:\cygwin64\bin\run.exe --quote /usr/bin/bash.exe -l -c "cd; /usr/bin/XWin.exe :0 -multiwindow -listen tcp"
関連情報:
これ以外にもいろいろとハマリどころはあるので、上記オプションで解決しない場合は以下のケースも疑ってみてください。- サーバー(windows/cygwin)側の問題
- xhostへのクライアント登録ができていない
- ファイアウォール設定が有効になっている
- ssh起動時の引数に-Xを指定していない
- クライアント側の問題
- DISPLAY環境変数が不正
- sshdの設定不正(X11Forwardingがnoとなっている)
- xauthがインストールされていない
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